11月8日は「いい歯の日」です。これは何となく語呂合わせでわかりますが、
もうひとつ記念日として「レントゲンの日」でもあるのです。
正確に言うと、11月2日~8日が日本放射線技師会が制定した「レントゲン週間」となっています。これは、1895年11月8日に、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲンがX線(レントゲン線)を発見したことに由来して制定されたものです。
歯科医院にとって、レントゲン検査は今やかかせないものになっていますが、
たつやデンタルクリニックでは、より低被ばくで確実な診査診断が可能となるデジタルレントゲンシステム(歯科用CT)を導入しております。
といってもこれまでのレントゲンと何が違うのか?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回はデジタルレントゲン(歯科用CT)の特徴をご説明します。
① 被ばく量の軽減
デジタルレントゲンの使用によりX線の被ばく量は従来の1/10に減少し、より安心してレントゲン検査を受けて頂けます。
とは言え、そもそも歯科医院でのレントゲン撮影による被ばく量は、普段ヒトが日常生活で浴びる放射線と比較してもかなり少ないものです。
*被ばく量の例
・レントゲン撮影による被ばく量:0.004~0.09mSv(ミリシーベルト)
・日本で自然に浴びる放射線:年間平均 約1.5mSv
・東京-ニューヨーク間での飛行で浴びる放射線:約0.19mSv
② 待ち時間の短縮
デジタル化によりフィルムを現像する必要がなくなり、撮影後数秒で画像の確認が可能なため、患者さんの治療中の待ち時間も少なくなります。
③ 目の前で鮮明な画像による説明が可能
撮影された写真は診療台に設置されたモニターに表示されるため、鮮明な画像を患者さんの目の前でお見せする事ができ、さらに分かりやすい治療説明ができるようになりました。
④ いつまでも鮮明な画像
デジタル画像は従来までのレントゲンフィルムと違い経年変化がなく、以前撮ったレントゲン画像との比較が必要な長期の経過観察において、より正確な比較が可能です。
⑤ 歯科用CTによる3次元評価
歯科用CTにより、今まで2次元でしか撮影できなかったレントゲン写真を3次元的視点から詳細に診ることができ、今まで以上に安全で、より確実な治療が可能となります。
歯や顎骨、神経の位置関係や大きさなど、2次元では分からなかった数多くの情報を得る事ができるため、特に親知らずの抜歯や矯正治療、複雑な歯の根の治療などで有効な診断法となります。
たつやデンタルクリニックでは、このような最新の設備を使用し、今後もより安全で確実な治療を受けて頂けるよう努力してまいります。