6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」です。
6月4日が、6(む)4(し)と読めることから「虫歯予防デー」としたのが始まりだそうです。
6月は梅雨入りの時期でもありますが、実は雨が続くと「歯が痛い」とクリニックへ来られる患者様も結構いらっしゃいます。
雨の日の歯痛
雨の天気予報で「低気圧」と聞くことがあると思います。
腰が痛い、関節が痛い・・・など天気の悪い日に出る不調が、歯にもあるのです。
これは気圧の変化に関係があるといわれています。
神経の空洞
歯の内部には神経の通っている「歯髄腔(しずいくう)」という空洞があります。
ここは普段は外の気圧と同じですが、外の気圧が下がると内側との気圧の差に対応できず、圧がかかり一時的に歯が痛むことがあります。
これを「気圧性歯痛」と呼んでいます。
“飛行機に乗るとキーンと歯が痛くなる”あの感じ、これも気圧の影響だと言われています。
「そんなのなったことない」という方、ご安心ください。
健康な歯では起こりにくく、虫歯や治療中の歯がある場合に生じる場合も多いのです。
気圧の変化によって生じた痛みは”歯の不調のサイン”でもあります。
「痛い」と感じたら、放置しないで早めの受診をおすすめします。