6月のコラム「歯みがき中のおじさん」について
年齢性別関わらず、“自分もなる”との声をいくつかいただきました。
(記事リンク)<コラム>歯みがき中のおじさん
その記事で、対策の一つとして“歯みがき粉を使わない”と書きましたが、歯みがき粉を使わないときれいにならないんじゃ?と思われた方もいるのではないでしょうか。
歯みがき粉の種類よりも、歯「みがき」をしっかり
結論を先に言うと、歯みがき粉は必ず使わなくてはいけないわけではありません。
大切なのは、“歯の中に食べかすを残さない”ことです。
口の中に食べかすが残っていたらそこから菌が増え放題になってしまうため、どんな歯みがき粉を使っても意味がなくなってしまいます。
勿論、歯みがき粉が悪いことは決してありません。
“頼りすぎる”ことをご注意いただければと思います。
歯みがき粉の落とし穴
①スッキリ感で磨けた気になってしまう
実際はきちんと磨けていなくても、きれいに磨けたと思い込んでしまう……これが一番の落とし穴です。
ミントなどの爽やか成分が配合されていることも多いため、汚れを落としきれていなくてもスッキリとした満足感が出てしまうのです。
②泡による磨き残し
歯みがき粉で泡いっぱいにしてしまうと適切な場所に毛先が当たりません。
短時間で歯みがきを終えてしまう人は、泡が少ない「低発泡剤」入がおすすめ。
また、泡を流しきろうとすすぎすぎてしまい、フッ素などの有効成分も流してしまう可能性があります。
すすぎ1回で済む程度が適量です。
歯みがき粉の量は、たっぷりとブラシの上に乗せるのではなく少量に。
そして、歯茎が傷つく・歯が削れないように、強い力でガシガシみがいたり長時間やりすぎるのは禁物です。
泡や爽快感に惑わされないようにして、3分間を目安に歯の一本ずつを意識してしっかりと磨くようにしましょう。
歯ブラシでしっかり汚れを落とすことを前提に、歯みがき粉は「+αの効果」と考えてみてください。
歯みがき粉なしのブラッシングは、毛先を意識することができ、しっかりと歯に当たるので磨きやすくなります。
ちゃんと磨けているかな?と気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。