先日、世間話をきっかけに歯みがきについて次のような相談を受けました。
「歯みがき後うがいは1回とか言うけれど、ゆすいで食べかすが多く出ると汚れを落とそうと2度3度うがいをしてしまう」とのこと…
それに対し、“歯みがきを2回する” ことを勧めました。
●焼きそば食後の青のり
歯につきやすい・挟まりやすい物を食べた後とか、うがいをぺっと出して食べかすが多くあると「まだ口の中は汚れているんじゃ…」と不安になりますね。
以前このコラムでもテーマに上げたことがあるうがいの回数、実際、歯みがき粉を使用した後は1回軽くゆすぐ程度がいいのです。
かといって、たくさんの食べかすが出ると…となるループを断ち切るのはどうしたらいいか…
そこで“ブラッシング”を使い分けるということです。
1.汚れをかき出す(素ブラッシング)→うがい→
2.歯を守る(歯磨き粉を使用)→うがい ※1回
と歯みがきを2段階で考えると分かりやすいのではないでしょうか。
歯みがき粉に含まれる成分を歯と歯の間の隅々まで届きやすくするため、先に汚れを落としてから再度歯みがきき粉を付けてブラッシングをするというわけです。
\2回も歯みがきする時間無いよ!/
そんな声も聞こえてきそうです。
特に朝はバタバタとして時間ないですよね。大変よ~く分かります。
それでも、食べかすを落とし、歯を守る効果も発揮し、お口スッキリ過ごせるのでオススメです。
冒頭の方も、勧めた当初は“2回も歯みがき…”といった感じでしたが、再度お会いした時には
「歯みがき後に何度もうがいしていた時よりもスッキリするので毎日続けている」と話してくれました。
歯みがき粉の替わりに液体タイプを使用して時間短縮もどうでしょう。
7月の<コラム>どっちがどっち?液体タイプのあれ もぜひご参考ください。
(https://www.tatsuya-dental.com/wp/archives/953)
●ブラシ以外のケアアイテム
フロス、歯間ブラシを使用している方は、それらの後に歯ブラシを使うのが効果的な順番です。
歯と歯の間の汚れを取る→全体を磨く のイメージですね。
使う順番が違うだけで汚れやプラーク(細菌の塊)の数は大幅に変わります。
歯みがきの際は意識してみてください。
ご使用中のケアアイテムは人それぞれで異なります。
「今これ使ってるんだけど~…」とご相談いただけると、それに合ったアドバイスできるかと思います。
歯みがきで気になる点ございましたらお気軽にご相談ください♪